本作は"川下直広カルテット"から同時代に宛てたあらたなジャズ戦場への招待状だ
本作は川下カルテットによるスタンダード集である。
「フェダイン」のフロント・川下直広。その盟友でありアングラとポップカルチャーを自在に越境・往来する未曾有の不定型オーケストラ「渋さ知らズ」のオーガナイザー・不破大輔。そして幻のインプロヴィゼーションロックバンド「5000mプール」のリーダー・岡村太。そしてさらに今回、名手・山口コーイチのピアノが加わったことによって、よりスペース感が増し、「ウタゴコロ」が緩急自在に佇み・歩き・踞り・走り・転がり・飛び跳ねるようになった。特にバラードがいい。テナーマンは常に物語の語り部であらねばならぬ。川下直広はテナーの新しい語法を確実に身につけたようだ。どの演奏にも独自のウタがあり感動のドラマがある。〜神谷一義(オフノート)
■曲目リスト:Track List
01:First Song
02:The Rain
03:Alfie
04:El pueblo unido, jamas sera vencido
05:Misty
06:Things have got to change
07:The End of The World
08:I Love You
録音:神奈川県相模原 水眠亭
■演奏
川下直広(ts)
山口コーイチ(pf)
岡村太(ds)
不破大輔(cb)